大成建など建設株が軒並み新高値、バブル期超える好工事採算も評価◇

　大成建設<1801.T>や大林組<1802.T>、鹿島<1812.T>といった大手建設株が軒並み新高値に買われた。海洋土木の五洋建設<1893.T>やコンクリート補修最大手のショーボンドホールディングス<1414.T>も高値を更新している。

　大成建の場合、１０日に決算発表を予定しているが、前月２７日に第２四半期（４～９月）決算の増額修正を発表。連結経常利益は従来予想の４８０億円から６４６億円（前年同期は５０４億円）に修正した。今上期業績は過去最高水準にあり、工事採算を示す完成工事総利益率もバブル期を超える水準となっている。今後、補正予算の策定も見込まれるなか、市場では建設株を一段と評価する動きが強まっている。

（注）タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）