ホクリヨウ、今期経常を87％下方修正、配当も5円減額

　ホクリヨウ <1384> が2月12日大引け後(16:00)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は4億4400万円となった。
　併せて、通期の同利益を従来予想の6億1400万円→8100万円に86.8％下方修正した。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の3億5800万円の黒字→1億7500万円の赤字に減額し、一転して赤字計算になる。

　業績悪化に伴い、期末一括配当を従来計画の15円→10円(前期は15円)に大幅減額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は1億8800万円となった。

　※18年3月期(7ヵ月決算)が決算期変更のため、前年同期に同じ期間がない場合は前年同期との比較を表記していません。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　通期の連結業績につきましては、鶏卵販売重量はほぼ計画通りの見込みですが、長らく高卵価が続いた事を背景に、生産者が積極的な増羽を実施した影響から鶏卵供給が過剰となり、2018年４月１日～12月31日迄の鶏卵相場は北海道Ｍサイズ平均が１キロ181円63銭（前年同期間比29円08銭安）、東京Ｍサイズ平均が１キロ179円43銭（同29円25銭安）と前年を大幅に下回りました。年明け後の鶏卵相場も15年ぶりの安値でスタートと当社計画を下回る水準で低調に推移しており、売上高は計画比７％程度下回る見込みとなりました。　この結果、売上高は12,679百万円、営業利益は12百万円、経常利益は81百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は3百万円と、当初予想を下回る見通しとなりました。

　当社は、株主の皆様に対する利益還元が経営上の重要課題の一つであると考え、業績と企業体質の強化を総合的に勘案し、安定した配当を実施することを、基本方針としております。しかしながら、通期業績予想を下方修正することに伴い、当社の期末の配当金につきましては、誠に遺憾ながら１株当たり10円00銭に修正させて頂くことといたしました。株主の皆様には深くお詫び申し上げますとともに、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。