ETF売買動向＝29日前引け、野村上証５０、野村食品が新高値

　29日前場の上場投資信託（ETF）および指数連動証券（ETN）の売買状況は、ETF・ETN合計の売買代金が前日比2.1％減の1716億円。うち、日経平均株価に連動するETF（ベアETF・レバレッジETFを含む）22銘柄の売買代金は同1.5％減の1536億円だった。

　個別ではＭＡＸＩＳ　ＨｕａＡｎ中国株式（上海１８０Ａ株） <2530> 、ＮＥＸＴ　食品 <1617> 、ＮＥＸＴ　ＦＵＮＤＳ上証５０連動型 <1309> 、ＭＳＣＩ日本株高配当低ボラティリティ <1490> 、Ｏｎｅ　ＥＴＦ　高配当日本株 <1494> など10銘柄が新高値。ｉシェアーズ米ドル建て新興国債券ＥＴＦ（為替ヘッジあり） <2622> が新安値をつけた。

　そのほか目立った値動きでは国際のＥＴＦ　ＶＩＸ短期先物指数 <1552> が4.47％高、Ｏｎｅ　ＥＴＦ　南方中国Ａ株　ＣＳＩ５００ <2553> が3.10％高、ｉＦｒｅｅＥＴＦ　ＮＡＳＤＡＱ１００インバース <2842> が3.09％高と大幅な上昇。

　一方、ｉＦｒｅｅＥＴＦ　ＮＡＳＤＡＱ１００（為替ヘッジあり） <2841> は3.29％安、ＭＡＸＩＳナスダック１００上場投信（為替ヘッジあり） <2632> は3.24％安、上場インデックスＮＡＳＤＡＱ１００為替ヘッジあり <2569> は3.20％安、ＮＥＸＴ　ＦＵＮＤＳ　ＮＡＳＤＡＱ－１００ <2845> は3.20％安と大幅に下落した。

　日経平均株価が289円安と急落するなか、日経平均に連動するETFでは、ＮＥＸＴ日経平均レバレッジ <1570> が売買代金886億4000万円となり東証全銘柄でトップ。過去5営業日における前引け時点の平均売買代金834億6000万円も上回った。

　その他の日経平均ETFではＮＥＸＴ　日経平均ダブルインバース・インデックス <1357> が143億3400万円、楽天ＥＴＦ－日経ダブルインバース指数連動型 <1459> が125億600万円、楽天ＥＴＦ－日経レバレッジ指数連動型 <1458> が106億7400万円、日経平均ブル２倍上場投信 <1579> が92億800万円、日経平均ベア２倍上場投信 <1360> が86億3600万円の売買代金となった。

株探ニュース