東京株式（前引け）＝反落、貿易摩擦問題を懸念した米株安に追随

　２２日前引けの日経平均株価は前営業日比１９２円５９銭安の２万２５００円４５銭と反落。前場の東証１部の売買高概算は６億８６５５万株、売買代金概算は１兆７０８億２０００万円。値上がり銘柄数は６６７、対して値下がり銘柄数は１３１０、変わらずは１１４銘柄だった。

　きょう前場の東京市場は軟調な地合い。日経平均株価は前日まで２日間で４００円強の戻り足をみせたが、きょうは目先筋のリスク回避の売りがかさんだ。前日の米国株市場では貿易摩擦問題への懸念を背景にＮＹダウが８日続落と下値模索が続いており、これが投資家心理を悪化させている。日経平均は一時約２８０円下げる場面もあったが、後半は押し目買いが入り下げ渋る展開となっている。
　
　個別ではソフトバンクグループ<9984.T>が下落、ファーストリテイリング<9983.T>も値を下げた。ファナック<6954.T>、村田製作所<6981.T>なども安い。オハラ<5218.T>、ブレインパッド<3655.T>などが大幅安、ＳＵＭＣＯ<3436.T>も売られた。半面、任天堂<7974.T>がしっかり、昭和電工<4004.T>も買い優勢。佐鳥電機<7420.T>が値を飛ばし、ソルクシーズ<4284.T>、ＬＩＮＥ<3938.T>なども大幅高となった。

出所：minkabuPRESS