東京株式（寄り付き）＝反落、米利上げペース加速思惑で利益確定売り

　１４日の東京株式市場は売り先行、寄り付きの日経平均株価は前営業日比１２３円安の２万２８４２円と反落。

　前日の米国株市場ではＮＹダウが１００ドル超の下げをみせたほかナスダック指数も小幅ながら反落、これを受けて前日まで日経平均が３日続伸していた東京市場も目先利益確定売りが優勢となっている。ＦＯＭＣでは想定通り追加利上げを決定したが、注目された参加者の政策金利見通しについては年内の利上げ４回との見方が中心となったことが、投資家心理にマイナスに働いた。また、利上げペース加速の思惑が外国為替市場のドル買いの動きに反映されておらず、ドル高・円安となっていないことで東京市場でも風向きはよくない。日本時間今晩のＥＣＢ定例理事会の結果発表を前に買い手控えムードも予想される。

　寄り付き時点で業種別では３３業種中、高いのは海運、水産、石油、鉄鋼の４業種。値下がりで目立つのは鉱業、紙パルプ、その他製品など。

出所：minkabuPRESS