稲葉製作所が反発、鋼製物置が苦戦し前期営業益４割減と報じられる

　稲葉製作所<3421.T>が反発。きょう付の日本経済新聞で、「２０１５年７月期は連結営業利益が前の期比約４割減の１４億円弱だったようだ」と報じられており、会社側の従来予想１７億６０００万円を下回るとの観測が出されたが、業績悪化懸念から株価は下値模索の動きにあっただけに、アク抜け感から買われているようだ。消費増税の影響から、主力の鋼製物置で買い控えの影響があったことに加えて、円安により鋼材価格が高止まりしたことも響いたもよう。ただ、消費増税の影響が一巡する１６年７月期決算への期待感も台頭しており、１１日の決算発表への期待がやや上回る格好に。

稲葉製作所の株価は９時３分現在１２９０円（△２１円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）