扶桑化学が続伸、第１四半期３０．７％営業増益

　扶桑化学工業<4368.T>が続伸、一時前日比６２円高の１６２５円まで買われている。同社は４日の取引終了後、１６年３月期の第１四半期（４～６月）連結決算を発表。売上高は８９億２５００万円（前年同期比１９．０％増）、営業利益は１７億３０００万円（同３０．７％増）、純利益は１０億８３００万円（同３６．３％増）と大幅な増収増益となった。ライフサイエンス事業は前下期に三井化学<4183.T>より事業承継した無水マレイン酸・フマル酸の販売が寄与、電子材料および機能性化学品事業では半導体プロセスの微細化の進展に伴い「超高純度コロイダルシリカ」の需要が旺盛。
　通期業績は売上高３５０億円（前期比８．６％増）、営業利益５８億円（同６．９％増）、最終利益３７億５０００万円（同８．６％増）と従来見通しを据え置いた。

扶桑化学の株価は９時１１分現在１６１９円（△５６円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）