GPIF 2015年3月末時点の運用状況発表
日本株は昨年後半から上昇基調が続いてきました。これは市場で「5頭のクジラ」と呼ばれるGPIF、3共済、ゆうちょ、かんぽ、日銀の国債から株式などのリスク資産へのポートフォリオ変更やETFの買い入れによる需給の下支えと、その思惑買いによる部分が一役買っていると思います。
GPIFは130兆円余りもの資金を運用する世界最大の機関投資家で、巨大なクジラですが、その買いが終わりに近づいている可能性があります。GPIFは国内株式のウェイトを従来の12%から25%に拡大し、25%に向かって下がったら買いを繰り返してきました。
そのGPIFは7月10日に最新の運用状況を発表しました。これによると、運用資産残高は137兆4769億円となり、2015年3月末時点で国内株式は22.0%のウェイトまで買い進められたことが判りました。2014年12月末時点では19.8%だったので、株価の上昇分も含めて3ヶ月で2.2%進捗したことになり、既に2015年6月時点で新基準まで到達している可能性も否定できません。
ちなみに、東証が発表する投資部門別売買動向によると、GPIFを中心とした年金筋の動向を示す「信託銀行」は、3月以降は売り越しが多く見られます。
もちろん、仮にGPIFの買いが終わったとして、それが日本株の下落に直結するわけではありませんが、少し注意した方がいいかと思います。
クジラの爆買い終了警報にご用心part.2、です。
GPIFは130兆円余りもの資金を運用する世界最大の機関投資家で、巨大なクジラですが、その買いが終わりに近づいている可能性があります。GPIFは国内株式のウェイトを従来の12%から25%に拡大し、25%に向かって下がったら買いを繰り返してきました。
そのGPIFは7月10日に最新の運用状況を発表しました。これによると、運用資産残高は137兆4769億円となり、2015年3月末時点で国内株式は22.0%のウェイトまで買い進められたことが判りました。2014年12月末時点では19.8%だったので、株価の上昇分も含めて3ヶ月で2.2%進捗したことになり、既に2015年6月時点で新基準まで到達している可能性も否定できません。
ちなみに、東証が発表する投資部門別売買動向によると、GPIFを中心とした年金筋の動向を示す「信託銀行」は、3月以降は売り越しが多く見られます。
もちろん、仮にGPIFの買いが終わったとして、それが日本株の下落に直結するわけではありませんが、少し注意した方がいいかと思います。
クジラの爆買い終了警報にご用心part.2、です。