ドル円、125円台回復は?!

著者:遠藤寿保
投稿:2015/06/09 10:00

マーケットコンディション

昨日のドル円は、125.53円で始まると、東京時間は、先週末の流れ継続となり、125.50円前後での推移となった。ロンドン時間になると、一部仏当局者から、「オバマ米大統領が強いドルは問題だと発言した」と報じられ、125円割れまで値を下げた。その後、ホワイトハウスが発言を否定すると、125.55円まで上昇するなど、チョッピーな展開となった。NY時間に入ると、ユーロドルの上昇やCME日経平均先物が下落した事等を受け、売り方優勢となり125円を割込み124.28円まで下落した。その後買戻しの入る中124.46円でクローズをむかえた。

ドル円、125円台回復は?!

「オバマ発言」?!って感じだったが、G7の最中に、こんなコメントを出すはずがない。とはいえ、取引参加者の現状のレベルに対する、高値警戒感は強いものがあるようだ。先週末の米国雇用統計での上げ幅を一気に、吸収してしまった。しかし、ユーロ圏においては、「ギリシャ債権問題」は不透明であり、米国経済は堅調で、9月利上げ濃厚といわれる中、今の所下げは限定的と見る。上げ足が速くなければ、ドル円の上昇は、あくまで円安ではなくドル高と考えれば、125円台の回復は時間の問題ではないか、11日の米小売売上高は、若干のプラス予想である。ここは、5/14の安値118.88円から6/6の高値125.85円に対しての38.2%下げの123.19円までの下げを許容しながら、買いで攻めてみたい。

☆戦略

買い

ポイントレベル
128.22(115.87-122.00-118.31=161.8%)
125.85(6/5の高値)
124.83(118.88-121.47-120.63=161.8%)
124.50
124.44(115.87-122.00-118.31=100.0%)
124.43(5/28の高値)
124.14(2007年6月の高値)
123.59(118.88-125.04=23.6%)
123.31(5/26の高値)
122.69(118.88-125.04=38.2%)
122.09(115.87-122.00-118.31=61.8%)
122.00(3/10の高値)
121.96(118.88-125.04=50.0%)
121.24(118.88-125.04=61.8%)
121.08(135.14-75.57の76.4%)
120.04(147.14-75.57の61.8%)
119.06(101.50-110.09-105.17の161.8%)

注)本日の予想は6月9日10:00に寄稿したものです。
また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、
実際の取引可能なレートとは異なる場合があります。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想