「米小売売上高と長期金利が焦点」=外為どっとコム総研 神田卓也
模様眺めで小動き
東京市場のドル/円は119.70-90円台で方向感なくもみ合った。
このところ、不安定な展開が続く欧米債券(国債)市場の動向を見極めたいとのムードが強いようだ。
欧米長期金利がカギ
ドル/円にとって気になるのは米長期金利の動向であり、昨日は米10年債利回りが約半年ぶりの水準に上昇した後に反落した動きに沿って上下した。
本日の米4月小売売上高(21:30)や米国債入札(10年、26:00)の結果が長期金利にどのような影響を及ぼすか注視しておきたい。
特に、米4月小売売上高は利上げ開始時期への思惑を左右しかねないだけに、より注目度が高く、その分ドル/円も敏感に反応しそうだ。
その他、米国債利回りへの影響と言う観点から独長期金利や原油価格の動向も注目される。
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