ドル円、雇用統計で荒い動きの中、下値も堅い?!

著者:遠藤寿保
投稿:2015/05/11 09:37

マーケットコンディション

先週末のドル円は、119.72円で始まると、東京時間は本日の米国雇用統計を前に、じり高となり119円後半での推移となった。ロンドン時間も様子見の中、120円を挟む展開となった。NY時間に入り、米国雇用統計への期待から120.23円の高値を付けたが、非農業部門雇用者数が予想23.0万人に対し、結果22.3万人と下回ったほか、前月分の数字が12.6万人から8.5万人へと下方修正されると、119.58円まで売り込まれた。その後120円前半まで買い戻されるなど乱高下の中、NYダウ平均やCME日経平均先物が堅調に推移した事等を受け、119円後半での動きとなり、119.76円でクローズをむかえた。

ドル円、雇用統計で荒い動きの中、下値も堅い?!

結果、米国雇用統計はネガティブとなったが、下押しも119円半ばとなり、上値も重いが、下値も堅い動きとなった。やはり基本に、「米国の利上げ」「EURの量的緩和」「日本の量的緩和」という方向性に変化はないので、ドルの独歩高というシナリオは崩れてはいない。
下値では、本邦勢の買い支えも予測されることを考えると、119円台半ばから前半の押目買いが有効か。

☆戦略

押目買い

ポイントレベル
124.12(2007年6月の高値124.12)
122.00(3/10の高値)
121.08(135.14-75.57の76.4%)
120.84(4/13の高値)
120.04(147.14-75.57の61.8%)
119.06(101.50-110.09-105.17の161.8%)
118.49(4/30の安値)
118.31(3/26の安値)
118.05(110.09-105.17の261.8%)
117.91(121.84-105.17の23.6.8%)
115.84(1/16の安値)
115.55(12/16の安値)
115.48(121.84-105.17の61. 8%)
115.46(11/17の安値)
113.83(11/10の安値)
113.76(101.50-110.09-105.17の100.0%)
113.41(11/6の安値)

注)本日の予想は5月11日9:40に寄稿したものです。
また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、
実際の取引可能なレートとは異なる場合があります。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想