＜後場の注目銘柄＞＝タカラトミー、今期、業績巻き返しへ

　タカラトミー<7867.T>は３月２７日につけた６８７円以来の水準まで調整しており、時価近辺は見直してみたい。

　集計中の前１５年３月期は小学生男児向け玩具の不振や訴訟関連特損の計上などにより最終損益で１４億円の赤字（前の期実績２億３２００万円の黒字）を見込んでいるが、これが一巡する今期は業績回復が期待される。ディズニー／ピクサーの最新作である「インサイド・ヘッド」と「グッド・ダイナソー」の２作品では全世界での玩具を中心とした商品化権を取得しており、これが寄与してこよう。これに加えて女児向けアーケードゲーム「プリパラ」なども人気を集めており、定番商品の「トミカ」とともに拡大が続こう。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）