30日の株式相場見通し=イベント経過で買い先行、企業の業績慎重予想に警戒感

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/04/28 18:51
 30日の東京株式市場は、前日の29日が「昭和の日」の祝日で休場となるため、現地28~29日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)や、29日の米1~3月期のGDP速報値など重要イベントの結果を織り込んでのスタートとなる。よほど極端なマイナスの内容とならない限りは、イベント経過で買いが先行することになりそうだ。
 ただ、日銀金融政策決定会合に関しては、市場の一部に追加緩和に対する期待感が根強いことから、金融政策が「現状維持」となった場合、ある程度の失望売りを誘発する可能性はありそうだ。
 また、市場関係者からは「既に16年3月期の業績見通しを発表した主要企業のなかで、減益予想を公表するケースが目立っており、ガイダンスリスク(会社側の慎重な業績見通しを嫌気して株価が下落するリスク)に警戒感が広がっている」との見方も出ている。
 日程面では、クラウドシステムの導入支援・開発事業を手掛けるテラスカイ<3915.T>、地域情報口コミサイト「エキテン」を運営するデザインワン・ジャパン<6048.T>の両社が東証マザーズ市場に新規上場する。このほか、日銀金融政策決定会合・黒田総裁会見、4月の展望リポート、3月の鉱工業生産指数、3月の新設住宅着工件数、3月の自動車生産・輸出統計に注目。海外では、米3月の個人消費支出、ユーロ圏4月の消費者物価指数、台湾1~3月のGDPが焦点となる。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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