<私の相場観>=光世証券・市場営業部門トレーディンググループ課長代理 小川 英幸氏

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/03/20 12:24
 日経平均株価は1月の安値から18%弱上昇しており、市場の過熱感を示す騰落レシオも120超えの水準が長く続いている。

 しかし、相場はなかなか調整しないため、これまで買えなかった焦りから、大型株を買い急ぐ動きが見られる。

 その一方で小型株は上昇せず、指数が上がっても全く恩恵がないとの声が聞かれる。小型株の物色が積極化するタイミングは、3月末のIPOが一段落したころとなりそうだ。

 4月は12日、26日に統一地方選挙があるため、大型株は伸び悩む動きとなり、4月半ばまでは日経平均の上値も抑えられると見ている。そうすると、上値が限定的である大型株よりも小型株が盛り上がる展開が予想される。目先の日経平均株価のレンジは1万8800円から2万円を見込んでいる。

 4月の中旬以降はTPPが相場の材料となるだろう。個別では環境試験機で業界トップのエスペック<6859.T>がTPPも材料となりやすく、チャート的にもブレーク目前で面白そうだ。セクターでは海運と陸運に注目している。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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