ＵＡＣＪは４日続落、第３四半期は経営統合で売り上げ、利益規模拡大も織り込み済み

　ＵＡＣＪ＜5741.T＞は４日続落。４日取引終了後に発表した１５年３月期第３四半期累計（４～１２月）の連結決算は、売上高４２６４億９２００万円（前年同期比８９．７％増）、営業利益２１５億５０００万円（同９１．０％増）、最終利益９５億７８００万円（同２．９％減）だった。ただ、売り上げ、利益の規模拡大は経営統合によるもので、株価に織り込み済みとして、全般地合い軟化に伴い売りが先行している。
　第３四半期について、前年同期比較は旧古河スカイの前第２四半期累計期間分を新しい事業区分に組み替えた金額に、ＵＡＣＪの前第３四半期期間を加算して算定している。主力のアルミ圧延品が好調で伸銅品や加工品も堅調に推移した。最終利益は税金費用の増加により減益となった。
　通期は売上高５８００億円（前期比５９．３％増）、営業利益２６５億円（同４９．１％増）、最終利益１０５億円（同５．６％増）と従来見通しを据え置いている。

ＵＡＣＪの株価は１０時５６分現在３０１円（▼２０円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）