タカラトミーがＴＰＧとの資本・事業提携を解消、自社株買いなど実施

　タカラトミー<7867.T>は３日、米投資会社、ＴＰＧとの資本・事業提携を解消すると発表した。同社は２００７年３月にＴＰＧと戦略的資本・業務提携を締結した。その後、同社は米玩具メーカーの買収を進めたほか、ベトナムへの生産シフトなどを進めコスト競争力の強化を図ってきたが、提携が一定の成果を挙げたことから、これを解消することで合意した。
　資本・業務提携の解消に伴いタカラトミーは、ＴＰＧが保有する自社株を取得する。自己株式を除く発行済み株式総数の１０．３％にあたる９７０万株、６７億円を上限に１２月５日から１１日に、東京証券取引所の自己株式立会外買付取引（ＴｏＳＴＮｅＴ－３）において買い付ける。
　また、ＴＰＧが保有する１６年満期と２４年満期の２本の転換社債（ＣＢ）型新株予約権付社債の買い入れ消却を実施することも明らかにした。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）