菱化工機が大幅高、寄り付き早々大口買い流入で急動意

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/11/14 10:38
 三菱化工機<6331.T>が大幅高。ここ400円を軸とするもみ合いを続けていたが、きょうは寄り付きから大口の買いが流入し、久々に急動意の様相となった。「水素社会」へのエネルギーシフトをテーマに安倍政権は今後5年間で燃料電池や燃料電池車の普及を促進させるための産業インフラ作りを加速させる方針で、2020年の東京五輪では水素社会の未来像を広く世界へ発信することを掲げている。燃料電池車普及には、新たな社会基盤として水素ステーションの増設が必須課題となっており、そのなか同社は水蒸気改質型水素製造装置などを手掛け、水素ステーションのエンジニアリングで強みを持つことから有力関連株として注目度が高い。大手自動車メーカーと経済産業省は、燃料電池車向け水素の価格をガソリン並みに引き下げる仕組みを作ると伝えられ、これが投機筋の食指を動かした。株式需給面でも同社株は出来高流動性の高さに加えて値動きも早く、5月下旬から7月初旬にかけてわずか2カ月強で株価を160円近辺から530円近辺まで変貌させた実績があり、短期資金の追随買いを促す。

三菱化工機の株価は10時38分現在425円(△29円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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