<動意株・12日>(前引け)=セイノーHD、イナリサーチ、トミタ

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/11/12 11:53
 セイノーホールディングス<9076.T>=大幅高。同社は11日取引終了後に、600万株(自己株式を除く発行済み株式数の3.02%)、50億円を上限とする自社株取得枠を設定したと発表。また、流動性の向上などを目的に15年3月1日付で単元株式数を1000株から100株に変更することも明らかにしており、需給面での好影響などが期待されているようだ。

 イナリサーチ<2176.T>=ストップ高カイ気配。同社はこの日、午前9時5分に信州大学医学部循環器内科学教室(池田宇一教授)の柴祐司講師の研究チームとの共同研究により、MHC統御カニクイザルを用いたiPS細胞の心臓への移植試験を行うことを発表、これを好感している。カニクイザルの心臓への施術法、今年導入した3DマイクロCTスキャン装置の測定条件設定といった手法開発が整ったことで、MHC統御カニクイザルを使用した再生医療技術開発のための試験が柴研究チームによりイナリサーチのレンタルラボで開始される。

 トミタ<8147.T>=ストップ高。午前11時に第2四半期累計(4~9月)連結業績について上方修正を発表。売上高を従来予想の99億円から103億7900万円(前年同期比2.5%減)へ、経常利益を同4億円から5億1600万円(同10.7%減)へ増額したことが好感されている。北米を中心とした海外部門の売り上げが好調だったことに加えて、円安による為替差益の発生などが要因としている。また、15年3月期通期業績予想についても、売上高を従来予想の205億円から207億円(前期比1.0%増)へ、経常利益を同8億円から8億5000万円(同9.7%減)へ上方修正している。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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