ドル円、FOMCでレンジブレイク、110円目指すか?!

著者:遠藤寿保
投稿:2014/10/30 09:47

マーケットコンディション

昨日のドル円は、108.14円で始まると、東京時間・欧州時間はFOMCを控えて108円前半で小動きとなった。NY時間、注目のFOMCでは、10月末で資産購入プログラムの終了を決定。「相当な期間FF金利を現在の目標範囲に維持する」ことが表明されたが、「労働資源の未活用が徐々に減少している」等と労働市場を全般上方修正した事を受け買い方先行となり、108.95円まで一気に上昇した。その調整の動きもあったが、108円後半で推移し108.92円でクローズをむかえた。

ドル円、FOMCでレンジブレイク、110円目指すか?!

やはり、マーケットは買い材料を求めていたようだ。110.09円から105.17円の下げに対し61.8%戻しレベルの108.23円近辺を付けたことで、やや戻りの達成感があったが、3日間の調整の後、FOMCの発表を切掛けに76.4%戻しの108.93円レベルまで戻ったという流れか。ここまでくると全戻しの110円も見えてくる。押目でドル円を買えていた場合、リスクレベル107.50円のままで、利益を伸ばしてみたいところである。

☆戦略



ポイントレベル
110.64(147.53-75.45の61.8%)
111.49(147.53-75.45の50.0%)
110.64(08年8月高値)
110.09(10/1の高値)
110.00
108.93(110.09-105.17の76.4%戻し)
108.21(110.09-105.17の61.8%戻し)
108.02(101.50-104.27-103.54の161.8%返し)
107.63(110.09-105.17の50.0%戻し)
107.49(10/15の高値)
107.04(110.09-105.17の38.2%戻し)
107.00
106.83(101.50-101.09の38.2%戻し)
106.67(10/14の安値)
106.31(101.50-104.27-103.54の100.0%返し)
105.45(1/2の高値)
105.18(10/15の安値)
105.00
104.79(101.50-101.09の61.8%戻し)
104.73(101.08-103.06-101.50の161.8%返し)
104.00

注)本日の予想は10月30日9:45に寄稿したものです。
また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、
実際の取引可能なレートとは異なる場合があります。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想