富士通が続伸、特性の異なる通信網に適用可能なWAN高速化技術を開発

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/09/17 09:37
 富士通<6702.T>が続伸。同社は16日、モバイル網と国際網といったデータ欠落や遅延などの特性が異なる通信網を含む広域網(WAN)に適用可能な高速化技術を開発。こうしたWANにおいて従来の2倍の速度向上を実現したことを発表した。
 従来のWAN高速化技術は、WANの両端に一対の高速化装置を設置することが多く、WAN内に特性の異なる通信網が含まれることが考慮されていなかった。このため、WANによっては最大の性能が引き出せない場合があった。今回、開発した技術は、WANの中に高速化装置を分散配置し、各装置間のネットワーク特性に応じて、コントローラーが最も適した通信プロトコル、およびその適用区間を自動選択し、WANの中にある端末・アプリケーションサーバ間の高速化効果を最大化する。リアルタイム性への対応や高画質化などで、今後ますます増加が見込まれる通信トラフィックに対して、効率的にネットワーク帯域を利用できる通信インフラの構築が可能となる。

富士通の株価は9時37分現在702.4円(△7.8円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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