大王紙が反発、底値ボックス圏離脱へ始動か

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/08/19 09:09
 大王製紙<3880.T>が反発。株価は6月下旬以降、880円から940円の底値ボックス圏での往来を続け下値は固まっており、煮詰まり限界から浮上の兆しにある。業績も足もと拡大が顕著、値上げ効果で採算が改善し、同社の14年4~6月期連結最終利益は前年同期比2.9倍の23億5300万円と好調だった。同社が成長事業に位置付ける紙おむつ事業では中国とタイで生産設備を増強、高水準の需要を積極的に取り込む構えをみせている。また、日本家庭紙工業会が発表した7月のティッシュ紙の国内出荷は前年同月比1.5%増と4カ月ぶりに前年実績を上回ったことから、消費増税前の駆け込み需要の反動が一巡したことを示唆しており、これも追い風材料となっている。

大王紙の株価は9時9分現在931円(△4円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
818.0
(15:30)
-19.0
(-2.27%)