イチケンがストップ高、カジノ関連として大口の買い仕掛け観測

　イチケン<1847.T>が急騰、値幅制限上限５０円高の２３２円カイ気配で張り付いている。政府は東京五輪を開催する２０２０年までに全国３カ所前後で、カジノの開設を認める検討に入ったと、２６日付日本経済新聞が１面で報じ、これを受けてカジノ関連全般に物色の矛先が向かったが、そのなかで「同社株はマルハン系でパチンコ店関連受注実績が厚く、これに目をつけた個人の大口資金が買いを仕掛けた」（国内投資顧問）という指摘だ。前週末に値動きこそ押さえていたが売買高が膨らんでおりその前兆はあった。きょう寄り付き時点はカイ気配で始まったものの８円高で寄り付くなど比較的動きはおとなしかったが、９時５分過ぎに複数の大口買い注文が押し寄せ、９時１３分には２２２円まで買われた。その後は前週末のオーバーナイト組と寄りで飛び乗った向きが回転を効かせていったん上ヒゲをつけたが、後場に入り１２時４５分前後に再び第２波の買いが入り、それを号砲に物色資金が集中する格好となっている。

イチケンの株価は１４時３２分現在２３２円（△５０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）