ＵＡＣＪが上値指向、ＬＮＧ船の投資拡大で恩恵

　ＵＡＣＪ<5741.T>が続伸、５日移動平均線を絡め徐々に上値指向を強めてきた。古河スカイと住友軽金属工業の統合で発足したアルミ圧延の最大手で、合併効果をバネとした中期経営戦略を底流に世界的なサプライヤーとしての位置付けが、法人資金の買いを呼び込んでいる。また、原油市況の上昇などを背景に世界的に液化天然ガス（ＬＮＧ）への見直しが加速、ＬＮＧ輸送需要の拡大が、海運会社の設備投資拡充の動きを通じて関連株を刺激している。同社は「高採算のモス型ＬＮＧ船タンク用アルミ厚板で市場を独占」（業界アナリスト）しており、収益拡大期待が強まっている。

ＵＡＣＪの株価は１０時４６分現在３８８円（△２円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）