菱化工機が5年10カ月ぶりの300円台、特定資金流入思惑が強まる

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/06/27 09:49
 三菱化工機<6331.T>が大商いのなか続伸、材料株素地を前面に押し出し上値追いが加速、08年8月以来5年10カ月ぶりに300円台に乗せている。石油をはじめエネルギープラントに強みを持つ。石炭火力発電の海外インフラ輸出など、ここ原油市況の上昇を背景に強い動きをみせていたが、前日、トヨタが燃料電池車を世界に先駆け今年度内に市販すると発表したのを受け、水素ステーションの普及が加速するとの思惑から人気が増幅した。同社は水素製造技術に定評があり、水蒸気改質型水素製造装置などを手掛け、水素ステーションのエンジニアリングで強みを持っている。もっとも、前日、燃料電池車関連として動意した銘柄群は、きょうは軟化するものが多く、関連最右翼として急伸した岩谷産業<8088.T>も利益確定売りに安くなるなどその反動が出ている。そのなか、同社株は異彩の独歩高で、「上昇の原動力は特定資金の介入思惑」(市場関係者)という見方が信憑性を帯びてきた。

化工機の株価は9時46分現在310円(△33円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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