チタン工は反落、今期黒字浮上見込むも反応鈍い

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/05/16 11:02
 チタン工業<4098.T>は反落。
 15日取引終了後に今15年3月期の業績見通しを発表し、売上高64億円(前期比9.3%増)と増収で、経常利益1億3000万円(前期1億4100万円の赤字)と3期ぶりの黒字浮上を見込んだ。ただ、利益水準は低く株価の反応は鈍い。相場全体の地合い軟化に伴い、売りが先行している。
 今期は基盤事業の酸化チタンと酸化鉄を強化、超微粒子酸化チタンの規模を拡大するとともに、新規事業のチタン酸リチウムを育成し、コスト対策を徹底することで収益を立て直す。
 前14年3月期は在庫圧縮のための設備稼働率抑制による売上原価の上昇と原燃料価格値上がり、減価償却費など固定費負担が先行したことで、売上高58億5700万円(前の期比14.3%増)と2ケタ超の増収ながら、経常損益1億4100万円の赤字(前の期9100万円の赤字)と赤字幅が拡大した。

チタン工の株価は10時58分現在216円(▼7円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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