生化学が続伸、科研製薬と腰椎椎間板ヘルニア治療薬の国内独占販売契約

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2012/12/26 10:39
 生化学工業<4548.T>が続伸。25日取引終了後に科研製薬と開発中の腰椎椎間板ヘルニアを適応症とする「SI‐6603」の国内独占販売契約を結んだと発表したことが買い手掛かりになった。腰椎椎間板ヘルニア適応症薬は日米で開発を進めているテーマで、国内では第Ⅲ相臨床試験に入っており、2014年3月期中に承認申請を目指している。SI‐6603は髄核の構成成分グリコサミノグリカン(GAG)を特異的に分解するコンドリアーゼという酵素で、椎間板内に投与することにより、GAGが分解され髄核が縮小、神経への圧迫を減少させる効果が期待される。また、タンパク質を分解しないため、神経などの周辺組織への影響もない。現在、腰椎椎間板ヘルニアを根本的に治療する薬物療法はなく、大型新薬への期待が高まった。

生化学の株価は10時20分現在923円(△10円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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