米9月雇用統計が相場動意となりそう
【注目ポイント】「158.400円」を上抜けブレークするか否か
【シナリオ①】同レート超えなら、「160.000円」付近までの上昇を想定
【シナリオ②-1】同レートでの上値抑制なら、「156.270円」付近までの下落も
【シナリオ②-2】さらに「156.270円」割れなら、「155.000円」割れを模索する展開
【当面の“主戦場”(コアレンジ)】「156.270~160.000円」
【注目材料】米9月雇用統計
先月8日に直近安値となる「152.854円」を付けた後、「下値固め」→「上値切り上げ」の動きとなっている米ドル/円。奇しくもベッセント米財務長官による『胴元発言』※があった日が米ドル/円の直近安値になったということは、ある意味皮肉めいた事象と言って良いのかもしれません。ここもとでは、200日MA(移動平均線)を意識する相場付きとなる中、引き続き本邦当局による介入警戒感もあり、神経質な値動きとなっています。(※テキサス州の大学イベントにおいて、ベッセント米財務長官が『今や私が胴元だ(I am the house now)』と発言。投機筋による円売りを強く牽制し、円安にベットするトレーダーへの警告と捉えられたカタリスト。)
上図の各メルクマールをそれぞれ見ていくと、1) 21日および200日MA(移動平均線)が横向きであること、2) 遅行スパンがローソク足に近接していること、3) ローソク足が赤色雲(=抵抗帯、先行スパン)の中で推移していること、4) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の下方で点灯していること、そして5) DMI(方向性指数)で+DI>-DIとなり、ADXが緩やかな右肩下がりでの推移(上図赤色点線丸印)になっていることから、現在の米ドル/円・日足チャートは上下圧力が拮抗するレンジ相場を示すチャート形状と判断します。
喫緊の注目ポイントは・・・赤色雲の上辺である先行2スパンおよび上述した200日MAをメドとする「158.400円」(上図黄色矢印および黒色線)を上抜けブレークするか否か。
筆者が想定する今後のシナリオは以下の通りです。(シナリオ①、②)
[シナリオ①]
この先、「158.400円」を終値ベースで上抜けブレークした場合は、「上値抵抗帯および重要ライン超え」→「もう一段の上値切り上げ」となりそうです。当該ケースでは、「遅行スパンのローソク足への近接」や「SARの買いサイン継続」、また「+DI>-DIの乖離拡大」なども伴いながら、BB(ボリンジャーバンド)・+2σラインをメドとする「160.000円」(上図Ⓐ赤色線)付近までの上昇を想定すべきでしょう。ただし、「上値抵抗帯および重要ライン超え」が以前示現した先月24・25日(上図黄色丸印、24日高値:158.989円)では、本邦当局による円安牽制発言が相次いだことから、同フローにおいては同様の牽制(あるいは実弾での介入)の可能性もあるため、注意が必要です。
[シナリオ②-1]
一方で、「158.400円」超え未達(=上値抑制)となった場合は、「上値抵抗圧力の強まり」→「下押し」となりそうです。当該ケースでは、「(赤色雲の下辺である)先行1スパン(≒157.130円)割れ」や「+DI>-DIの乖離縮小」なども伴いながら、約1カ月間における市場参加者の平均コストを示す21日MAをメドとする「156.270円」(上図Ⓑ水色線)付近までの下落となりそうです。
[シナリオ②-2]
さらに、「156.270円」割れとなった場合は、「基準線割れ」→「下値切り下げ」となる可能性も。当該ケースでは、「SARの売りサインへの転換」や「+DI>-DIのさらなる乖離縮小あるいは収斂」なども伴いながら、BB・-1σラインをメドとし、同時に心理的な節目でもある「155.000円」(上図Ⓑ’紫色線)割れを模索する展開となりそうです。
上記シナリオ①および②を概括すると、現下の米ドル/円はもう一段の上値追いを模索する相場付きとなる中、当面※は「156.270~160.000円」を“主戦場”(コアレンジ)とする相場展開になりそうです。(※ここでの「当面」は、1~2週間程度のスパンを想定しています。)
[シナリオ②-2]で記載した「155.000円」割れ模索の動きについては、新たなカタリスト(ex.日米金融政策スタンスの変化、当局あるいは日米協調による為替介入、要人の不規則発言等)が発出した場合にはあり得るケースとして捉えるのが妥当と考えます。
足もとでは、日本時間本日午後9時30分に公表される米9月雇用統計の結果が、米ドル/円の相場動意となりそうです。
著者のおすすめ
最新人気記事
-
明日の株式相場に向けて=アドテスト躍進で日経平均最高値圏突入か 10/06 17:29
-
「サイバーセキュリティ」がランキング首位、企業へのサイバー攻撃加速... 10/06 12:20
-
東京株式(大引け)=737円高と続伸、半導体株が牽引し終値で7万円回復 10/06 16:26
-
<動意株・6日>(大引け)=信越化、サイバSOL、サンバイオなど 10/06 15:34
-
中小型株の選別強まる、TOPIX改革「第2弾」でニューマネー流入に... 10/06 19:30
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 15:33
-
今日 15:32
-
今日 15:32
-

