現在の市場を考える
皆様、おはようございます。バランス投資顧問丸山です。
昨晩の米国市場から本日の日本市場の見通しについて、要点を整理してお届けいたします。
まず3日の米国市場ですが、地政学リスクと貿易政策への懸念が重荷となりました。
ロイター通信が報じた「イランによるクウェートの民間施設への攻撃」や、トランプ政権が提示した「60の国・地域を対象とする一律10%以上の追加関税案」が嫌気され、NYダウは大幅に反落、ナスダックも下落して引けています。しかし、私が日々注目している半導体株(SOX指数)は非常にタフな動きを見せました。
チャート上は陰線となったものの、しっかりとプラス圏をキープ。一時14,000ポイントに迫る勢いとなり、なんと指数が3月の安値からわずか2カ月で2倍という驚異的な上昇を遂げています。
個別では、やはりサンディスク株の最高値更新(終値1,800ドル突破)に触れないわけにはいきません。株価の連動性が高い日本のキオクシアにとっても、これ以上ない頼もしい動きです。
両社ともに時価総額ベースで42兆円規模に並んでおり、「実に面白い」展開となってきました。
米国市場における「AI・半導体シフト」のうねりは、今なお着実に続いています。
一方、東京市場に目を向けますと、昨日の日経平均は一時68,000円台をつけ、いよいよ70,000円の大台が見えてきました。
なかでも東京エレクトロンが株価60,000円の大台に乗り、1社で日経平均を700円以上も押し上げています。
一部の銘柄(ソフトバンクグループ、アドバンテスト、東京エレクトロン、ファーストリテイリングの4社)に依存しすぎている日経平均の構造には、相変わらず歪みを感じます。下位の三菱自動車や東京電力の寄与度はほぼゼロに等しく、「指数としてどうなのか」という疑問は残るものの、これは市場のルールとして素直に受け入れるしかありません。
ただし、この裏返し(逆回転)が起きるリスクだけは、常に頭の片隅に置いておく必要があります。そして本日注目すべきは、1ドル=160円を突破してきた為替市場です。
米国の経済指標(ADP雇用統計、ISM非製造業景況指数)のブレや、ベージュブックによる物価上昇の報告、さらに原油高などが重なり、米国の利上げ観測からドル買いが一気に加速しました。
政府による介入思惑も出てきそうですが、市場の流れに逆らう介入の効果については慎重に見極める必要があります。
また円安に伴うインフレ懸念に対し、政府・日銀が今後どのように利上げの舵を切るのかなど、景気とのバランス調整は極めて難しい局面です。
こうした背景から、「AI・半導体関連株」と、金利上昇メリットを享受できる「銀行株」の二本立て戦略は、現在のマーケットを泳ぎ切る上で極めて有効かつ無難な選択肢であると確信しております。
しばらくはこの2つの柱を軸に、しっかりと相場を追いかけてまいりましょう。
~~~~ (バランス投資顧問 丸山) ~~~~
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バランス投資顧問株式会社
金融商品取引業者
福岡財務支局長(金商)第77号
一般社団法人日本投資顧問業協会 会員番号 102-00108
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