遅行スパンの“好転”が示現!
【注目ポイント】「93.500円」で下値サポートされるか否か
【シナリオ①】同レートでの下値サポートなら、「95.000円」超え模索の展開に
【シナリオ②】同レート割れなら、「92.500円」付近までの下落を想定すべき
【当面の“主戦場”(コアレンジ)】「92.500~95.000円」
今月27日のRBNZ(NZ中銀)会合において、「タカ寄りの政策金利据え置き」が決定されたこと、また同日に行われたブレマンRBNZ総裁会見でもタカ寄りの発言があったことから、NZドルが主要通貨に対して強含む動きとなっています。
対円通貨についても同様で、NZドル/円の週足チャートにおいて、三角保ち合い・『上昇三角形型』のレジスタンスライン(≒93.500円)を上抜けブレークしたこともあり、ここもとは徐々に上値を切り上げる相場付きとなっています。今後、もう一段の上値追いとなるのでしょうか。以下、日足チャートについて見ていきましょう。
上図の各メルクマールをそれぞれ見ていくと、1) 21日および200日MA(移動平均線)が右肩上がりであること、2) 遅行スパンがローソク足を上抜ける“好転”(上図黄色丸印)が示現していること、3) ローソク足の下方に青色雲(=サポート帯、先行スパン)およびパラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)があること、そして4) DMI(方向性指数)で僅かながら+DI>-DIとなり、ADXが横ばいでの推移(上図赤色点線丸印)となっていることから、現在のNZドル/円・日足チャートは上昇トレンド序盤を示すチャート形状と判断します。
その他では、ⅰ) ローソク足がBB(ボリンジャーバンド)・+1σラインと同・+2σラインの間で推移する“上昇バンドウォーク”となっていること、またⅱ) BB・±2σラインが拡張する“エクスパンション”が示現しつつあることを合わせると、NZドル/円は今後もう一段の上値追いとなる蓋然性(がいぜんせい)が高そうです。
そんな中、足もとで注目すべきポイントは・・・BB・+1σラインをメドとする「93.500円」(上図黄色矢印および黒色線)で下値サポートされるか否か。
筆者が想定する今後のシナリオは以下の通りです。(シナリオ①、②)
[シナリオ①]
この先、「93.500円」で下値サポートされた場合は、「上昇バンドウォークの継続」→「上値切り上げ」となりそうです。当該ケースでは、「エクスパンションの進展」や「遅行スパンの上放れ」、また「+DI>-DIの乖離拡大」なども伴いながら、心理的な節目である「95.000円」(上図Ⓐ赤色線)超えを模索する展開になりそうです。
[シナリオ②]
一方で、「93.500円」を終値ベースで割り込んだ場合は、「上昇バンドウォーク崩れ」→「(反省/修正相場を伴う)下押し」となりそうです。当該ケースでは、「遅行スパンの“好転フェイク(ダマし)”」や「SARの売りサインへの転換」、また「+DIと-DIの収斂」なども伴いながら、青色雲の下辺である先行2スパンをメドとする「92.500円」(上図Ⓑ水色線)付近までの下落を想定すべきでしょう。ただし、現状では青色雲が厚い形状(=下値しっかり)のため、下値余地は限定的でしょう。
上記シナリオ①および②を概括すると、現下のNZドル/円はもう一段の上値切り上げを模索する相場付きとなる中、当面※は「92.500~95.000円」を“主戦場”(コアレンジ)とする動きになりそうです。 (※ここでの「当面」は、1~2週間のスパンを想定しています。)
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