~カラオケを超えて、新しいエンタメ・インフラ企業をめざす~
ポイント
・2026年 8月期の 2Q累計(上期)は営業減益となったが、下期は取り戻してこよう。 1Q(9~11月)は季節的に利益水準が 1年で最も低い。前年同期がアニメとのコラボがヒットしたこともあって減益となったが、2Qは増益に戻している。
・JOYSOUND(ジョイサウンド)カラオケ 70店を買収した。「まねきねこ」よりも客層がやや上なので、ブランドはそのまま使う。事業の取得原価は 35億円、のれんは 2981百万円である。13年で償却するので、年間約 2.3億円ののれん償却にとどまる。今期は 10か月で売上高 70億円、営業利益 2億円(のれん償却前)を見込んでいる。
・自力での出店は、これまでの年間 50店から 100店ペースに上げていく。同時にカラオケを超えるエンタメの世界を創っていく。エンタメプラットフォーム「E-bo」は全店に 3000台配置した。コンテンツ作りにも拍車がかかっている。業界初の「本人音源カラオケ」は画期的で、原盤利用スキームを活用した新機能を開発した。いつも聴いている楽曲を歌手本人の音源でそのまま歌える。今後利用できる楽曲を増やす方針である。
・昨年 11月に「カラオケ金のまねきねこ」の 1号店が有楽町でオープンした。“気取らずに楽しめる、ちょっと贅沢な大人のまねき”がコンセプトである。カラオケの楽しみ方を上位の客層に広げ、付加価値を高めよう。また、JOYSOUNDのアッパー層をターゲットとした新ブランド「 GLANZA(グランザ)」も準備中である。
・海外事業はマレーシア、タイ、インドネシアにフィリピンが加わる予定である。米国ロサンゼルスへの進出も有望で、1号店がまもなくオープンしよう。
・売上高 1000億円、営業利益 150億円以上、ROE18%以上を目指すが、視野に入ってきた。EIP(中期計画:「エンタメをインフラに」 )後は、After EIPの目標として、国内を 1000億円から 1500億円へ、海外カラオケを 1000億円へ、 PER(プライベートエンターテイメントルーム)の新規業態開発で 500億円、合計 3000億円の売上を目指そうとしている。営業利益も 3倍を目指すことになろう。新しいコンテンツがヒットしてくれば、市場での評価も一段と高まってこよう。
目次
1.特色「既存業種新業態」の余暇サービス提供企業
2.強みカラオケの首都圏展開で競争力を発揮
3.中期経営方針カラオケからプライベートエンターテイメントへ
4.当面の業績 3カ年計画の達成を目指す
5.企業評価新たなエンタメの世界へ
| 企業レーティング | A |
|---|---|
| 株価 (2026年5月1日) |
996円 |
| 時価総額 | 839億円 (83.78百万株) |
| PBR | 2.15倍 |
| ROE | 19.7% |
| PER | 10.9倍 |
| 配当利回り | 2.6% |
| 総資産 | 75077百万円 |
| 純資産 | 38185百万円 |
| 自己資本比率 | 50.8% |
| BPS | 463.3円 |
| 決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | EPS | 配当 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2018.8 | 61771 | 7858 | 8207 | 4426 | 54.4 | 10.0 |
| 2019.8 | 65840 | 9507 | 9562 | 6226 | 76.6 | 12.0 |
| 2020.8 | 43303 | 1147 | 1699 | -231 | -2.8 | 12.0 |
| 2021.8 | 20791 | -7628 | -3092 | -4144 | -50.8 | 4.0 |
| 2022.8 | 37995 | 2205 | 5331 | 3643 | 44.7 | 8.0 |
| 2023.8 | 54629 | 7667 | 7767 | 7104 | 87.1 | 12.0 |
| 2024.8 | 63263 | 10164 | 10934 | 6735 | 82.7 | 18.0 |
| 2025.8 | 69387 | 11392 | 11598 | 5258 | 64.0 | 24.0 |
| 2026.8(予) | 82000 | 11800 | 12000 | 7500 | 91.0(82.1) | 26.0 |
| 2027.8(予) | 90000 | 13500 | 13500 | 8100 | 98.3(88.7) | 28.0 |
(2026.2ベース)
(注)ROE、PER、配当利回りは今期ベース。カーブスを 2020年 2月末でスピンオフ(1:2.109の株式分割に相当)。EPSのカッコ内は希薄化後ベース。 2025.8末の潜在株数 8.889百万株。
企業レーティングの定義:当該企業の、(1)経営者の経営力、(2)事業の成長力・持続力、(3)業績下方修正の可能性、という点から定性評価している。A:良好である、B:一定の努力を要する、C:相当の改善を要する、D:極めて厳しい局面にある、という4段階で示す。
レポート全文はこちらから
https://www.belletk.com/kosidaka202605.pdf
関連銘柄
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