ＥＣＢ関係者、向こう２回の理事会で０．２５％ポイントずつ利下げの見通しと伝わる＝ＮＹ為替

　ＮＹ時間の終盤に入ってユーロドルは、１．０４８０ドル近辺で推移している。ＥＣＢは本日の理事会で予想通りの０．２５％ポイントの利下げを実施した。これに関してブルームバーグが当局者の話を伝えており、ＥＣＢ理事たちは、インフレが２％目標で安定し、経済成長が低迷を続ける限り、１月にさらに０．２５％ポイントの利下げを実施し、恐らく３月にも実施する見通しだと述べていたと伝えている。

　経済が現在の想定通りに推移するならば、借入コストの段階的な引き下げが最も適切な道筋であると考えているという。また、緊急時には０．５０％ポイントの大幅引き下げも選択肢として残っているが、そのような措置に言及することは、間違って意図いない緊急性が伝わってしまうリスクがあるとも強調していると報じている。

　まだ、決定は下されておらず、３月以降も各理事会で入手可能なすべての情報を基に評価が行われるとも述べたという。
　なお、１月にトランプ氏が再び就任した後、その政策がより明確になれば、優先順位が変わる可能性がある点も強調した。

EUR/USD　1.0484　EUR/JPY　159.87　EUR/GBP　0.8264

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美