株価指数先物【引け後】 不安定な状況ながら積極的なショートは避けたい
配信元:株探
投稿:2024/11/22 18:37
大阪12月限
日経225先物 38340 +300 (+0.78%)
TOPIX先物 2698.5 +13.5 (+0.50%)
日経225先物(12月限)は前日比300円高の3万8340円で取引を終了。寄り付きは3万8250円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万8230円)にサヤ寄せする形で買いが先行した。その後は戻り待ちのショートにより現物の寄り付き直後に3万8090円まで軟化したが、3万8000円近辺では押し目狙いのロングとみられる動きが入り、前場終盤にかけて上げ幅を広げ、現物の前引け直後には一時3万8520円まで買われた。
ただし、3万8500円水準では上値の重さが意識される状況が続いており、ランチタイムで軟化すると、後場は3万8300円~3万8430円処での保ち合いが続いた。
日経225先物は、寄り付き後に戻り売りに押される場面もあったが、その後の切り返しで200日移動平均線(3万8330円)を上回ると、ロングに加え、ショートカバーを誘う形となったようだ。節目の3万8500円近辺では利益確定に伴うロングの解消が意識されたが、後場は200日線のほか、同水準に位置する13週線を上回っての推移だったことで、ショートを仕掛けづらくさせたのだろう。
楽観視はできないものの、足もとでは75日線が支持線として機能しているため、引き続き3万8000円を下回る局面では、押し目狙いのロング対応に向かわせそうだ。一方で、上値は3万8500円処が心理的な抵抗となるが、200日線水準での底堅さがみられるようだと、次第に煮詰まり感からトレンドが出やすくなると考えられる。3万8500円をクリアしてくる局面では、ショートカバーが入りやすく、25日線が位置する3万8700円辺りがターゲットになりそうだ。
当面はロシア・ウクライナ情勢など地政学リスクが警戒されて、積極的にポジションを傾けにくい需給状況が続くとみられるが、現在はショートに傾いていると考えられる。上向きで推移している52週線(3万7570円)が支持線として機能する状況のなか、同線を明確に割り込んでくるようだとショートが強まろうが、反対に支持線として機能している状況のなかでは積極的なショートは避けたいところだろう。
NT倍率は先物中心限月で14.20倍に上昇した。21日の米国市場でエヌビディア
手口面(12月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万3609枚、ソシエテジェネラル証券が9185枚、サスケハナ・ホンコンが3082枚、JPモルガン証券が1775枚、バークレイズ証券が1614枚、ゴールドマン証券が1331枚、SBI証券が1112枚、auカブコム証券が859枚、野村証券が831枚、楽天証券が776枚だった。
TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が1万8480枚、ソシエテジェネラル証券が1万3234枚、バークレイズ証券が5258枚、JPモルガン証券が4219枚、サスケハナ・ホンコンが2510枚、モルガンMUFG証券が1915枚、ゴールドマン証券が1814枚、ビーオブエー証券が1534枚、みずほ証券が904枚、野村証券が682枚だった。
株探ニュース
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