コンヴァノ、前期最終を一転赤字に下方修正

配信元:株探
投稿:2024/04/15 13:00
 コンヴァノ <6574> [東証G] が4月15日後場(13:00)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。24年3月期の連結最終損益を従来予想の300万円の黒字→1億5500万円の赤字(前の期は3400万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の5400万円の赤字→2億1200万円の赤字(前年同期は1800万円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2024年3月期は、ネイル事業において、ネイリストの求人応募数は増加したものの、内定辞退を含め、2024/3時点のサービス従業員数(ネイリスト・受付・SV・教育担当等)が前回下方修正時の2024/3時点予想から下回ったこと及び基幹システム、予約システムの構造的な問題により2024/3時点の新規顧客数が前回下方修正時の2024/3時点の予想から減少、価格競争の激化により2024/3時点の来店顧客単価が前回下方修正時の2024/3時点の予想より低下したことより、2023年10月以降の第3四半期及び第4四半期における売上が減少し、通期での売上収益が当初の業績予想2,624百万円から2,588百万円となる見通しです。参考:「事業計画及び成長可能性に関する事項の開示重視するKPI比較表」をご参照ください。 第4四半期連結会計期間における営業利益が前回下方修正時の予想から採用募集費23百万円増加、人件費27百万円増加などによって、▲98百万円となり、通期での営業利益が▲1百万円と当初予想を下回る見込み見通しです。ネイリストの定着は教育環境・職場環境の改善が必要なためある程度長い期間を要し、基幹システム・予約システムの大規模改修を行う必要がありますが、目標の生産性に達するまでの配属後ネイリストの人件費増加による売上原価の増加、採用募集費、未配属ネイリストの人件費、システム開発等に関わる本社人件費、システム開発外注費用、広告宣伝費などの販売費及び一般管理費が増加するため、当面営業利益の赤字が継続する見通しとなります。 また商標権の減損損失3百万円のその他の費用への計上及び繰延税金資産の取崩し77百万円の法人所得費用への計上により、当期純利益は▲155百万円に下方修正となる見通しです。
配信元: 株探

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