グラファイト、前期経常を58％上方修正

　グラファイトデザイン <7847> [東証Ｓ] が3月29日大引け後(15:30)に業績修正を発表。24年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の1.4億円→2.3億円(前の期は8.9億円)に58.4％上方修正し、減益率が83.4％減→73.6％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の経常利益も従来予想の1.5億円→2.4億円(前年同期は4.2億円)に56.1％増額し、減益率が63.5％減→43.1％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　(1)．営業外収益（為替差益）の計上当社は、2024年2月期通期において、為替差益72,010千円を営業外収益に計上いたします。当社は外貨建債権債務につきましては決算時の為替レートを用いて換算を行っておりますが、当事業年度末の為替レートが第3四半期末の為替レートよりドル高・円安方向に推移したため、為替差益の累計金額は第3四半期累計期間より22,792千円増加しております。(2)．業績予想修正の理由国内ゴルフ市場においては、新型コロナウィルス感染症の位置付けが5類へと引き下げられたことにより、国内外旅行の回復等レジャー需要の分散化で、消費動向においてゴルフ用品以外のレジャー支出への切り替え傾向が強まり、ゴルフクラブ等の販売数量は前年度実績を下回っております。当事業年度は自社ブランドシャフトの売上が減少したものの、下期より操業度改善を図り原価率を抑えた効果により売上総利益率は改善傾向となりました。依然として物価高による諸経費の上昇は継続しておりますが、各段階利益につきましては予想していた利益を上回る見込みです。　上記の結果、売上高2,652百万円(3.6%減)、営業利益152百万円（32.2％増）、経常利益236百万円（58.4％増）、当期純利益175百万円（56.3％増）に修正いたします。