明海グループ、今期経常を2.5倍上方修正、未定だった配当は5円実施

　明海グループ <9115> [東証Ｓ] が2月29日後場(13:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の23億円→57億円(前期は64.4億円)に2.5倍上方修正し、減益率が64.3％減→11.5％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1億円の赤字→32.9億円の黒字(前年同期は60億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

　業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は5円(前期は5円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2024年３月期の通期連結業績予想につきましては、外航海運業部門において、為替レートが想定より円安に推移していること等による売上高の増加、また、費用面については入渠費を始めとする船費の減少を見込み、営業利益も予想を上回る想定としています。また、営業外損益については、前回発表予想と比べ、持分法による投資利益の増加、支払利息の減少を見込み、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益も、前回発表予想を上回る想定としています。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって大きく異なる場合があります。

　　当社は、将来へ備え経営基盤を強化することにより安定的な配当水準を維持し、業績、経営環境および今後の事業展開を総合的に勘案するとともに、株主の皆様への利益還元を図ることを基本方針としております。　当初未定としていました1株当たりの配当予想を５円といたします。　なお、本件の期末配当は、2024年５月に開催の取締役会において決議される予定です。