【注目３選】上値買いを誘う高配当・割安銘柄など-あすなろ投資顧問CEO大石やすし

◆ティラド

車向けラジエーターなどの熱交換器を製造。
自動車系サプライヤーの好決算が相次いでいる。同社の今2Q決算は、営業利益21億2500万円（前年同期比2.5倍）と計画を大幅に上回って着地。これを受けて通期予想を24億円から30億円（前期比2.8倍）に上方修正し、年間配当も20円計画から160円（前期比80円増）にまで大幅に引き上げている。発表後の急騰から高値もみ合いの様相だが、PBR：0.4倍台の割安感に加え利回り5％超えの魅力は上値買いを誘うと見ている。

◆KLASS

自動壁紙糊付機や特殊機能畳の製造など。
11/15に23年9月期決算を発表。経常利益は前の期比45.9％増の2.83億円に拡大し、予想を上回る着地となった。さらに今期も前期比29％増の3.65億円に拡大する見通しを立て、4期連続増収を予想している。コロナ禍をボトムに業績は回復基調で、23年9月期4Qの売上高も四半期ベースでは過去最高を更新している。業績改善と共に株価の水準訂正も進むと見て今後の上昇トレンドに期待したい局面。

◆エフ・コード

CX向上SaaSの提供やDXによるマーケティング支援を手掛ける。
今週発表の3Q営業利益は前年同期比で＋260.7％の4.20億円に増加。3Q時点で昨年4Q実績を大きく上回る利益成長となり、安定した収益構造と顧客数の積み上げが成功している模様。さらに今期2度目の上方修正を行い、営業利益予想を4.15億円から6.28億円に引き上げている。昨日まで連日のストップ高で本日前場も大幅高。短期利確組の売りが出尽くした後は新たな投資家からの買いが期待されよう。

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