出光興産マド開け急伸、業績予想の上方修正に自社株買い・株式5分割などサプライズ視
出光興産<5019.T>がマドを開けて急伸。5連騰で年初来高値を更新した。14日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正し、最終利益の見通しを1000億円から1800億円(前期比29.0%減)に引き上げた。同時に、自社株買いの実施と1対5の株式分割を開示。配当予想も実質的に増額修正しており、ポジティブ・サプライズとなったようだ。
今期の売上高予想は8兆3000億円から8兆6500億円(同8.5%減)に修正した。原油価格の前提を引き上げ、想定為替レートを円安方向に見直した。これに伴い、原油および石油製品などの在庫影響による利益が想定よりも増加する見込みとなった。
自社株の取得総額は上限350億円。取得期間は24年8月14日までとし、取得株式の全数を25年3月31日に消却する。株式分割は今年12月31日を基準日とし24年1月1日付で実施。今期の年間配当予想は株式分割前のベースで120円から160円(前期比40円増配)に修正した。
出光興産は中期経営計画の財務目標と株主還元方針も見直した。26年3月期のROE(自己資本利益率)の目標をこれまでの8%から10%以上とした。また、26年3月期までの配当は160円を下限とし、株価水準を意識し自己株式取得を機動的に実施する新たな方針を示した。抽選型優待制度の導入も公表している。
出所:MINKABU PRESS
今期の売上高予想は8兆3000億円から8兆6500億円(同8.5%減)に修正した。原油価格の前提を引き上げ、想定為替レートを円安方向に見直した。これに伴い、原油および石油製品などの在庫影響による利益が想定よりも増加する見込みとなった。
自社株の取得総額は上限350億円。取得期間は24年8月14日までとし、取得株式の全数を25年3月31日に消却する。株式分割は今年12月31日を基準日とし24年1月1日付で実施。今期の年間配当予想は株式分割前のベースで120円から160円(前期比40円増配)に修正した。
出光興産は中期経営計画の財務目標と株主還元方針も見直した。26年3月期のROE(自己資本利益率)の目標をこれまでの8%から10%以上とした。また、26年3月期までの配当は160円を下限とし、株価水準を意識し自己株式取得を機動的に実施する新たな方針を示した。抽選型優待制度の導入も公表している。
出所:MINKABU PRESS
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