長年に渡り培われた高音質アンプ技術を結集し、独自の「サウンドフィールド」モードを搭載したヤマハ初のハイエンド ヘッドホンアンプを発売。 ヤマハ ヘッドホンアンプ『HA-L7A』

配信元:PR TIMES
投稿:2023/10/19 17:47
ヤマハ株式会社は、音楽の聴き方やコンテンツの種類が多岐に広がりヘッドホン・イヤホンに強いこだわりを持たれる方が増えて来た現在、ヘッドホンリスニングの更なる高みを追求したヤマハ初のハイエンド ヘッドホンアンプ 『HA-L7A』を11月30日より全国で発売いたします。


『HA-L7A』は、ヤマハがおよそ70年に渡り培ってきたHiFiコンポーネントの高音質技術とAVレシーバーの音場創生技術を融合し、ヤマハ オーディオのサウンドコンセプトである、アーティストが込めた想いの全てを表現し人の感情を動かす音=TRUE SOUNDに徹底してこだわり、音を作り上げました。ヤマハの特許技術「フローティング&バランス・パワーアンプ」をヘッドホンアンプ用に最適化し、ESS社製のDAC「ES9038PRO」をはじめ高剛性コンストラクションや2つのトロイダルトランスの搭載など数々の高音質技術を投入しています。さらにヤマハならではの提案として、コンテンツに合せて最適な音場が選べる「サウンドフィールド」モードも搭載しました。独創的なデザイン、所有する歓び、使う歓びを高めるビルドクオリティなど、ヘッドホン・イヤホン愛好家の想いに応えるヘッドホンアンプとして、新しいリスニング体験を提供します。
ヤマハ ヘッドホンアンプ 『HA-L7A』
<概要>
1.アーティストの想いや表現を余すことなく伝える「TRUE SOUND」
2.すべての音を忠実に再現し、ハーモニーや音楽性をより豊かに表現する音色
 - ヤマハの特許技術「フローティング&バランス・パワーアンプ」&フルディスクリート構成
 - ハイレゾ音源など、繊細な音の信号を高品位に再現するESS社製DAC「ES9038PRO」を搭載
3.楽曲に込められた情感、音楽の“静”と“動”の対比を表現するダイナミクス
 - スケール感あふれる低域表現を実現する2つのトロイダルトランスを搭載
 - 振動による音への悪影響を排除する高剛性コンストラクション&5つのメタルレッグ
4.アーティストや楽器の位置、ライブ会場の雰囲気までありのままに再現するサウンドイメージ
 - コンテンツに合わせた音場で、音楽・映像への没入感を高める「サウンドフィールド」モード
 - 自然な音場再現を叶える低ノイズ回路設計と厳選した音質パーツ
5.ヘッドホン・イヤホンリスニングの歓びをさらに拡げる優れた接続・拡張性能&所有する歓びを満たす優れたデザインとクオリティ
 - 3系統のヘッドホン端子を搭載。多彩なオーディオ機器との接続を可能にする豊富な入出力端子
 - PCM 384kHz/32bit、DSD 11.2MHzネイティブ再生に対応。高精度クロックを採用したUSB DAC機能
 - 音質とデザイン性を追求した独創的な外観、質感にこだわった操作部
 - 視認性に優れたOLEDディスプレイ
6.より長くご愛用いただくために5年間の長期製品保証を実施




<主な特長>
1. アーティストの想いや表現を余すことなく伝える「TRUE SOUND」

アーティストが音楽に込めた想いや制作者が意図した世界観をありのままに表現し聴く人の感情を動かす音、それが「TRUE SOUND」の目指す音楽体験です。『HA-L7A』では、130年以上に渡る楽器づくりをはじめ、HiFiコンポーネントやプロ用オーディオ機器の製造で長きに渡り培ってきた高音質技術や豊かな感性を融合し、「TRUE SOUND」を構成している3つの要素である“音色(おんしょく)”や“ダイナミクス”、“サウンドイメージ”の再現を徹底して追求しました。これにより、まるで自分が音楽が生まれたその場所、作品の中に入り込んだような没入感の高い音楽体験をお楽しみいただけます。

2. すべての音を忠実に再現し、ハーモニーや音楽性をより豊かに表現する音色

・ヤマハの特許技術「フローティング&バランス・パワーアンプ」&フルディスクリート構成
『HA-L7A』には、ヤマハの特許技術である「フローティング&バランス・パワーアンプ」をアンプのスルーレートを高めるなどの工夫を施しヘッドホンリスニング向けに最適化して搭載しました。出力段の左右チャンネルそれぞれの電力増幅回路をフローティングしプッシュプル動作を完全対称化することで、バランス出力時とアンバランス出力時でアンプ構成を変えることなくヘッドホン・イヤホン駆動を可能にし出力端子による音色差を抑えます。さらに電源供給を含む全回路をグラウンドから完全に独立させ、微細な電圧変動やグラウンドを巡る外来ノイズの影響も徹底的に排除しました。その音質的メリットを最大限に活かすことで、長時間、深くコンテンツに向き合える自然で聴き疲れのない音を実現しています。またD/Aコンバーター以降の主要ステージ全てをバランス回路で統一し、ディスクリート構成とすることでD/Aコンバーター出力からヘッドホン端子までのバランス伝送を可能にしています。バランス駆動対応のヘッドホン・イヤホンと組み合わせることで伝送系の共通インピーダンスを抑え、ヘッドホン・イヤホンリスニングで重要となるセパレーションをより高めます。シングルエンド(アンバランス)入力についても内部でバランス変換を行うことで、外的ノイズに起因する音質劣化を抑止するバランス伝送・増幅ならではのメリットを幅広い入力ソースで活かすことができます。

・ハイレゾ音源など、繊細な音の信号を高品位に再現するESS社製DAC「ES9038PRO」を搭載

ヤマハが理想とするハイエンド ヘッドホンアンプに相応しい音を追求するために、数あるD/Aコンバーターの中から微小信号の再現性に優れたESS社のD/Aコンバーター「ES9038PRO」を採用しました。マスタークロックにはデバイス専用に低位相ノイズの水晶発振器を採用することで高精度なD/A変換を実現するとともに、チップに内蔵された8chのD/AコンバーターをL/Rそれぞれ4chずつ、2chに束ねて使用することにより、ダイナミックレンジ、S/Nに優れた信号出力を可能にしました。コンサートホールの暗騒音や楽器の細かなニュアンスといったハイレゾ音源に込められた緻密な音の情報までリアルに再現し、音のディテールまでしっかりと聴くことができるヘッドホン・イヤホンリスニングならではの楽しみをさらに深めます。

3. 楽曲に込められた情感、音楽の“静”と“動”の対比を表現するダイナミクス

・スケール感あふれる低域表現を実現する2つのトロイダルトランスを搭載
電源部は、前段の小信号系回路と後段のアンプ部用にそれぞれ独立したトランスを使用することで信号の相互干渉によるノイズを排除するセパレートパワーサプライ設計を採用しました。さらに磁束漏洩が少ないトロイダルトランスを使用し、巻線を電圧のバラつきを最小限に抑えるバイファイラ巻きとすることで、安定した電源供給を可能にし圧倒的な音のスケールと力感ある低域表現を実現しています。

・振動による音への悪影響を排除する高剛性コンストラクション&5つのメタルレッグ

外部・内部振動による信号への悪影響を排除するために、独創的な設計思想と高剛性パーツを組み合わせリジットなコンストラクションを実現しました。天面には押出し成形による最大8mm厚のL字型アルミパネルを使用したうえ、振動体であるトロイダルトランスを2mm厚の鉄製プレートを使って強固にマウントし、さらにそれを肉厚なフロントパネル、ダブルリアパネルで支え最後にボトムカバーを組み合わせる独自の筐体設計を採用しています。単に強固なだけでなく、異素材を組み合わせることで固有振動による共

振の発生を抑え、作品に込められたエネルギーや臨場感をしっかりと感じられる、力強くしなやかな低域表現を可能にしています。またL字構造の『HA-L7A』は、シャーシの各角に円錐形の鉄製レッグを5つ搭載し、それぞれのレッグとボトムカバーの間にダンパーを挟み込むことで振動を効果的に抑えるとともに、机の上などでも本体をしっかりと安定して接地させます。重量5.3kgの本体と併せ、余計な振動を効果的に排除することで、フォーカスのあった実在感あふれる音の描写力を実現しました。

4. アーティストや楽器の位置、ライブ会場の雰囲気までありのままに再現するサウンドイメージ
・コンテンツに合わせた音場で、音楽・映像への没入感を高める「サウンドフィールド」モード
『HA-L7A』には、ヤマハのAVレシーバーに搭載されている音場創生技術「シネマDSP」をベースに、長年に渡るAV機器開発で培われた独自の信号処理、多チャンネル拡張技術をヘッドホン分野でも発展・応用させた「サウンドフィールド」モードを採用しました。音楽、映像、それぞれのコンテンツに最適な音場を再現する6つのモードを採用し、これまでのヘッドホン・イヤホンリスニングの世界を超えた臨場感であらゆるコンテンツを楽しむことができます。またコンテンツの音をそのまま、高純度な音質で聴きたい場合には、DSP回路やアナログ信号のA/Dコンバーターなど、入力ソースが使用していない機能の回路をバイパスすることでノイズを低減する「ピュアダイレクト」も搭載しています。


・自然な音場再現を叶える低ノイズ回路設計と厳選した音質パーツ

『HA-L7A』では、小信号を扱うメイン基板をはじめ、アンプ基板とアンプ、システム用の電源基板をそれぞれ分離させた低ノイズ回路設計を採用しました。メイン基板は多層基板を用い、グランドループを徹底して排除することでデジタルとアナログ信号間の悪影響を排除しています。さらにボリュームICには、低歪率・低ノイズ出力に定評のある「MUSES72323」を採用したほか、電源回路にはアナログ・デバイセズ社の高リップル除去、超低出力ノイズの電源IC、A/DコンバーターにはESS社製の高性能「ES9842QPRO」を搭載しています。試聴・測定を重ね厳選した様々なパーツを使用することで、限りなく自然な音場再現を実現しています。



5. ヘッドホン・イヤホンリスニングの歓びをさらに拡げる優れた接続・拡張性能&所有する歓びを満たす優れたデザインとクオリティ

・3系統のヘッドホン端子を搭載。多彩なオーディオ機器との接続を可能にする豊富な入出力端子
フロント部には、バランスヘッドホン端子を2系統、金メッキ処理により接触ロスを低減するアンバランスヘッドホン端子を1系統搭載しています。XLRのバランスヘッドホン端子にはNEUTRIK製端子を、4.4mm 5極端子には日本ディックス社の「Pentaconn」端子を採用しました。様々なヘッドホンやイヤホンをお好みの端子に接続でき、そのポテンシャルをありのままに引き出します。またDAP(デジタルオーディオプレーヤー)やPC、CDプレーヤーなどといった様々な機器も接続できるように、USB(タイプB)端子をはじめ、同軸、光入力をそれぞれ1系統ずつ搭載しています。また本機をD/Aコンバーターやプリアンプとしても使用できる、XLRとRCAのプリアウト/ラインアウト出力端子も搭載し、外部アンプとの接続性・拡張性も備えています。

・PCM 384kHz/32bit、DSD 11.2MHzネイティブ再生に対応。高精度クロックを採用したUSB DAC機能

USB DAC機能は、PCMの384kHz/32bit再生まで対応し、DSDフォーマットもDSD本来の音を再現するASIOドライバーによる最大11.2MHzのネイティブ再生が可能です。ドライバーソフトはヤマハ・スタインバーグ製ドライバーを用意したうえ、伝送にはパソコン側のクロックとは同期せず、本機の高精度クロックで伝送を制御するアシンクロナス転送を採用しました。これによりジッターを極限まで低減し、ハイレゾ音源の魅力を余すところなく楽しむことができます。またクロックは、低位相ノイズの高精度水晶発振器を採用した44.1kHz系と48kHz系の2種類の専用クロックを搭載したうえ、DAC ICには専用に低位相ノイズの水晶発振器をマスタークロックとしてデバイスの直近に配置することで、外部クロックのジッターの影響を受けにくい設計としています。

・音質とデザイン性を追求した独創的な外観、質感にこだわった操作部
オーディオとしての基本である低重心のボディに2つのトランスを象徴的にマウントした、前衛的なオブジェを感じさせる独創性あふれるデザインを採用しました。さらに縦の立体構造とすることで、トランスの下部に電源基板を配置し電源経路の最短化を図る音質的メリットと外観の美しさを高次元に融合させた構造としています。また重厚感のある肉厚なアルミパーツで構成され精緻に組み上げられた本体に加え、マスターボリュームやモードセレクターのダイヤルにも高品位なアルミ素材を使用したうえ、サンドブラスト加工を施すことで上質な質感を演出し、細部に至るまでハイエンドオーディオとしての品位と所有する歓び、使う歓びを追求しました。


・視認性に優れたOLEDディスプレイ

本体天面には、サンプリング周波数を含む入力ソースの情報をはじめ、ボリュームや「サウンドフィールド」のモード名などいった様々な情報を見やすく表示するOLEDディスプレイを採用しました。操作後には自動で表示がオフになるなど、リスニングの妨げや音への微細な影響にも配慮した仕様としています。


6. より長くご愛用いただくために5年間の長期製品保証を実施
長期間にわたり安心してご愛用いただけるよう、お買い上げ日より5年間のメーカー製品保証を標準で付与しています。


<製品の販売について>
『HA-L7A』の予約受付は2023年11月16日(木)より開始する予定です。当社では、充実した試聴環境と設置ノウハウを持つ全国の販売店とのパートナーシップのもと、本製品の価値をより良くご理解いただける環境づくりに努力してまいります。

ヤマハ ヘッドホンアンプ 『HA-L7A』(B)ブラック 希望小売価格440,000円(税抜 400,000円)


<製品情報> 
https://jp.yamaha.com/products/audio_visual/headphones/ha-l7a


ヤマハ 企業情報サイト/ニュースリリース
https://www.yamaha.com/ja/news_release/


※文中の商品名、社名等は当社や各社の商標または登録商標です。
※このニュースリリースに掲載されている製品情報や問い合わせ先などは、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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