【注目】押し目監視銘柄-あすなろ投資顧問CEO大石やすし

◆フジマック（5965）

業務用厨房機器の大手メーカー。
アフターコロナの人流回復により外食産業の設備投資が回復する中でその恩恵を受けており、業績面では通期予想を上方修正するなど好調な進捗となっている。PER：8倍台、PBR：0.5倍台と割安な株価指標も含め、株高に繋がるような材料を内包している銘柄だ。足元のチャートは8月後半から上昇一辺倒となった後の調整局面にあるが、単に全体地合いに連られた売りも発生しているようで、この押し目は監視しておきたい。

◆インバウンドプラットフォーム（5587）

Wi-Fiレンタルや在留外国人の生活サポートサービスを展開。
9月に入って以降はビジネス拡大の動きが見られ、先日はモバイルアクセサリーを取り扱う韓国企業と独占的な共同事業契約を締結。さらに先週はサムスン電子ジャパン株式会社とポップインストア契約を締結し、サムスン社が運営する商業施設において、人気のKポップアイドルグループとコラボレーションしたモバイルアクセサリーの販売を開始したことを発表している。株価は9/22前場も一時上場来安値を更新しているが、秋のIPO祭りに乗じて注目しておきたい銘柄である。

◆日本テレビホールディングス（9404）

読売新聞グループの民放大手で動画配信「Hulu」も展開。
9/21は子会社の日本テレビ放送網株式会社が、株式会社スタジオジブリを子会社化することを発表。スタジオジブリの2023年3月期決算は最終利益71.4％増の34億3000万円と過去最高益を更新。ジブリ映画は世界で数々の賞を受賞し、不動の地位を確立していると見る。日本テレビはスタジオジブリの価値観を尊重し、そのブランド価値を永続的に守り続けていく意向だ。9/22前場は窓開け急伸。今後も高値更新相場に期待したい。

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