日本郵政が年初来高値にツラ合わせ、バリュー・高配当株選好局面で保有不動産の活用期待膨らむ
日本郵政<6178.T>が6連騰で、3月10日につけた年初来高値にツラ合わせした。9月配当取りの動きが意識される局面で米長期金利が4.3%台と高水準で推移し、バリュー・高配当株を選好する投資家の姿勢が強まりつつあるなか、PBR(株価純資産倍率)が0.4倍台で、配当利回りが4%近くの同社株に、幅広い投資家の資金が流入している。更に、日本経済新聞電子版が3連休初日の16日、「日本郵政は不動産事業で大型再開発などの投資規模を増やす」と報じた。郵便局など全国20カ所を超える自社物件を複合施設などに建て替え、同事業の投資額の上乗せも検討するという。保有資産の有効活用による収益多角化を期待した買いも入り、株価に上昇圧力を掛けたようだ。
出所:MINKABU PRESS
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