デンカ、上期経常を36％下方修正

　デンカ <4061> [東証Ｐ] が8月7日午前(11:00)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比53.7％減の23.8億円に大きく落ち込んだ。
　併せて、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の110億円→70億円(前年同期は170億円)に36.4％下方修正し、減益率が35.4％減→58.9％減に拡大する見通しとなった。
　なお、通期の同利益を従来予想の290億円(前期は280億円)を据え置いた。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の5.2％→3.2％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2024年３月期第２四半期累計期間の連結業績予想につきましては、電子・先端製品やクロロプレンゴムといった主力製品の需要回復が想定より遅れており、収益確保のためのコストダウン等に努めておりますが、前回公表した予想値を下回る見通しであることから、上記のとおり修正をおこないました。　なお、現時点では通期の連結業績予想につきましては前回公表した業績予想を据え置いております。今後の事業環境を精査し、前提条件等の確度が高まった時点で公表する予定としております。（注）上記の業績予想は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。