ダウ平均は4日続伸=米国株概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2023/06/10 06:00
ダウ平均は4日続伸=米国株概況

 きょうのNY株式市場でダウ平均は4日続伸した。終値はダウ工業株30種平均が43.17ドル高の3万3876.78ドル、ナスダック総合指数が20.62高の1万3259.14、S&P500が4.93高の4298.86。

 前日まで3日続伸となっていたこともあり、寄り付きはマイナス圏で始まった。欧州株ややや冴えない動きとなったいたこともあり、利益確定の売りなどが上値を抑えた。カナダ雇用統計の弱さを受けたリスク警戒の動きなども株安につながった。

 もっともすぐにプラス圏を回復すると、一時33975ドルまでと節目の34000ドル手前まで上昇した。前日までの株高の流れが継続するとの期待が下値を支えた。

 週末前ということもあり、34000ドルの大台手前の売りを崩せず、その後は一時マイナス圏に落ち込む場面が見られたが、プラス圏に戻して週の取引を終えている。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          ダウ平均は17銘柄がプラス、13銘柄がマイナスとまちまち。欧州でも売りが出ていた化学品関連の下げが米国でも見られ、ダウ・インク、3Mなどが売られたほか、インテル、ウォルグリーン、ホームデポなどが軟調。決算の強かったセールスフォースが好調。

 新興ハイテクは総じてしっかり。特に強かったのが4%超の上昇となったテスラ、3%超の上昇となったAMD。その他ネットフリックスなどもしっかり。アマゾンがマイナス圏、アルファベットやアップルは小動き。

 米地銀は今週前半から半ばにかけての上昇が一服し、パックウェストバンコープが6%以上下げるなどさえない動きとなった。ZBナショナルなども軟調。

 昨日、著作権保護を含む新しい生成AI機能のサブスクリプションを開始すると発表し、買いが出たアドビ<ADBE>は、ウェルズ・ファーゴが同件を好感し、見通し引き上げたことで買いが続いた。

 決算発表での見通しが強かったブレイズが堅調。利益見通しが弱かったプラネットラボは30%の大幅安となった。

パックウェスト・バンコープ<PACW> 8.53(-0.59 -6.47%)
ZBナショナル・アソシエーション<ZION> 30.87(-1.14 -3.55%)
アドビ<adbe> 454.00(+14.97 +3.41%)
Braze Inc<brze> 39.43(+5.49 +16.18%)
Planet Labs PBC<pl> 3.41(-1.49 -30.41%)
アマゾン<AMZN> 123.43(-0.82 -0.66%)
テスラ<TSLA> 244.40(+9.54 +4.06%) )
AMD<AMD> 124.92(+3.87 +3.20%)
エヌビディア<NVDA> 387.70(+2.60 +0.68%)

ホームデポ<HD> 297.35(-3.74 -1.24%)
ボーイング<BA> 217.31(-0.80 -0.37%) 
ベライゾン<VZ> 35.47(+0.04 +0.11%)
ビザ<V> 223.56(+0.51 +0.23%) 
ハネウェル<HON>  197.89(-0.26 -0.13%) 
ナイキ<NKE> 105.86(-0.34 -0.32%)
トラベラーズ<TRV>  175.60(+0.69 +0.39%)
ディズニー<DIS> 91.93(-0.60 -0.65%) 
ダウ・インク<DOW> 51.74(-1.04 -1.97%)
セールスフォース<CRM>  215.31(+5.78 +2.76%)
ウォルグリーン<WBA> 31.42(-0.43 -1.35%) 
インテル<INTC> 31.34(-0.48 -1.51%)
3M<MMM> 99.90(-0.86 -0.85%) 



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