続落、世界的な景気悪化懸念が重し=NY原油概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2023/06/10 05:40
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=70.17(-1.12 -1.57%)

 ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月は1.12~1.11ドル安。その他の限月は1.04ドル安~0.06ドル高。

 世界的な景気悪化懸念が相場を圧迫した。今週の中国貿易統計を受けて、ゼロコロナ政策が解除された後の中国景気の回復が鈍いと認識されているほか、米経済が悪化しつつあると見られていることが重し。今週の米新規失業保険申請件数は弱かった。来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げ見送りが想定されているものの、13日の米消費者物価指数(CPI)次第では利上げ継続の思惑が強まる可能性がある。

 時間外取引で7月限は軟調に推移した後、プラス圏に浮上。通常取引序盤には71.77ドルまで強含んだ。ただ、その後は売りが強まり70.10ドルまで下げた。

MINKABU PRESS

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