ドル円は１４０円手前に上昇 利上げ一時停止見通しでドル安の可能性も大幅には変わらない＝ＮＹ為替

　ＮＹ時間の午後に入ってもドル円は上値追いが続いており、１４０円手前まで上昇している。本日の米雇用統計を受けて、利上げ一時停止の見通しでドル安の可能性もあるが、大幅には変わらないとの指摘も出ている。

　本日の米雇用統計で非農業部門雇用者数（ＮＦＰ）が予想以上に増加した後でも、ＦＲＢは今月のＦＯＭＣで利上げを見送る可能性があり、これよりドル安が進む可能性がある。しかし、それほど深刻なドル安にはならないという。

　失業率の上昇、平均時給の伸び鈍化など、米雇用統計の他の要素が軟調であることから、ＦＲＢは６月ＦＯＭＣで利上げを見送るようで、どのような説明でも一旦停止すれば、ドルは軟化する可能性があるという。しかし、本日の米雇用統計の強さは、より高いレベルの不確実性を意味し、顕著なドル売りは起こりにくいとも述べている。

USD/JPY　139.97　EUR/USD　1.0708　GBP/USD　1.2449

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美