【売り】FRONTEO（2158）下値摸索が続くか【アナリスト藤井勝行】

下値摸索が続くか

【企業紹介】
自然言語処理に特化したデータ解析企業。独自に開発した人工知能（AI）エンジンを用いた情報解析支援。訴訟支援。

【注目ニュース】
・2月14日に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終損益は10.7億円の赤字(前年同期は9.3億円の黒字)に転落。同時に、通期の同損益を従来予想の4.5億円の赤字から17.3億円の赤字(前期は13億円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。
・売上高予想も92億円から74億円（前期比32.3％減）に引き下げた。AIソリューション事業で大型案件の受注がなかったほか、リーガルテックAI事業で非AI売り上げの戦略的な削減の加速による売り上げ減少に加え、大型案件の積み上げが低調に推移したことが影響したとしている。また、損益面では来期以降の成長に向けた先行投資費用の増加が重荷となったとのこと。

【チャート分析】
週足のチャートでは昨年11月高値の5300円からの下落トレンドが継続しており、上記決算発表通過後も売りが先行する形となっている。昨日は昨年来安値を更新しており、今後も下値模索が続くと見る。

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