【売り】シンバイオ製薬（4582）下値摸索が続くか【アナリスト藤井勝行】

下値摸索が続くか

【企業紹介】
創薬ベンチャー企業。がん、血液、ペインマネジメントの３分野に特化。他社の新薬候補の製品化も手掛ける。

【注目ニュース】
・2月9日に決算を発表。22年12月期の連結経常利益は前々期連結比99.7％増の19.9億円に伸びたが、23年12月期の同損益は3.5億円の赤字に転落する見通しとなった。
・次期見通しは売上高は更なるトレアキシン®のシェア拡大を目指す一方で、薬価の下落及びトレアキシン®の後発医薬品販売の影響は避けられないため、前事業年度から30.1％減収の7,000百万円となり、トレアキシン®の後発医薬品に対しては、特許権侵害に基づく製造販売の差止訴訟を提起したが、結審までには時間がかかるため、売上高への影響は含まれないとのこと。

【チャート分析】
日足のチャートでは、上記決算発表通過後に急落し2/14には458円を付け昨年来安値を更新した。また、2/28時点での海外投資家の空売り残高は560万株を越える観測があり、依然売りニーズが強い。今後は2020/3の安値243円を窺う動きとなろう。

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