銭高組、今期経常を一転5％増益に上方修正、未定だった配当は80円実施

　錢高組 <1811> [東証Ｓ] が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比30.4％増の35.1億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の29億円→36億円(前期は34.2億円)に24.1％上方修正し、一転して5.1％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6.3億円→13.3億円(前年同期は16.9億円)に2.1倍増額し、減益率が62.3％減→21.0％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は80円(前期は80円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比30.0％増の12.4億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の1.8％→3.8％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（個別 業績予想）　利益面につきましては、受取配当金の増加および円安による為替差益が見込まれることにより、増益の見通しとなりました。（連結業績予想）　連結業績予想につきましては、連結子会社における固定資産売却益の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益が増益の見通しとなりました。

　　2023年３月期の配当につきましては、前回予想において未定としておりましたが、上記業績予想および今後の経営環境を総合的に勘案して、１株当たり 50円の普通配当に30円の特別配当を加えて80円の配当を実施させていただく予定です。（注）業績予想および配当予想につきましては、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前　　　提に基づいており、実際の業績および配当は様々な要因により予想値と異なる可能性があり、将来の業績および　　　配当を保証するものではありません。