菱ガス化、今期経常を一転3％減益に下方修正

　三菱ガス化学 <4182> [東証Ｐ] が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比9.4％増の637億円に伸びた。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の800億円→720億円(前期は741億円)に10.0％下方修正し、一転して2.9％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の300億円→220億円(前年同期は353億円)に26.6％減額し、減益率が15.0％減→37.6％減に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比29.2％減の138億円に減り、売上営業利益率は前年同期の7.8％→5.8％に悪化した。

株探ニュース