米国株見通し:戻りの鈍い値動きか、FRB当局者発言を注視

配信元:フィスコ
投稿:2022/11/28 14:09
(13時50分現在)

S&P500先物      4,001.60(-24.5)
ナスダック100先物  11,664.60(-91.4)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物は150ドル安。ただ、米10年債利回りは下げ渋り、本日の米株式市場は下げ渋る展開となりそうだ。


25日の主要3指数はまちまち。ブラックフライデーの短縮取引で薄商いのなか、ナスダックは軟調、3日続伸のダウは152ドル高の34347ドルで引けた。23日に公表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受け、引き締め減速の思惑から買い先行。半面、中国でのコロナまん延に伴い、制限措置による世界経済への影響が買いを抑えた。特に、中国国内の労使問題に直面したアップルが売られ、ハイテクの下げを主導した。


本日は戻りの鈍い値動きか。中国政府のコロナ政策に対する抗議活動の拡大を受け、経済への打撃を警戒した売りが先行。半面、前週のブラックフライデーでオンライン・ショッピングの消費額が前年を上回って過去最高となり、消費拡大を好感した買いが見込まれる。一方、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース鈍化への期待感から買いが入りやすいものの、今晩は当局者からタカ派的な見解が示されれば指数の上昇を抑制しそうだ。


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配信元: フィスコ