鶴弥、非開示だった上期経常は赤字転落、未定だった上期配当は3円減配

配信元:株探
投稿:2022/10/28 15:30
 鶴弥 <5386> [東証S] が10月28日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。非開示だった23年3月期第2四半期累計(4-9月)の業績予想は経常損益(非連結)が5500万円の赤字(前年同期は1億0300万円の黒字)に転落する見通しと発表した。

 業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を2円(前年同期は5円)実施する方針とした。下期配当は引き続き未定とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 2023年3月期第2四半期累計期間におきましては、ロシアによるウクライナ侵攻に伴う原油価格の高騰や、日米金利差拡大による円安進行、鋼材・木材を中心とした各種建築資材の国内供給不足や価格高騰懸念等から、今後のエネルギーコストや住宅市場の先行き不透明感が強く、業績予想を合理的に算定することが困難として未定としておりましたが、現時点で入手可能な情報に基づき公表することといたしました。売上高につきましては、当社の業績に影響する持家着工戸数が前年同四半期比で大きく落ち込み、減収となる見込みです。損益面につきましては、コスト削減や歩留り向上、2022年3月から製品価格の改定を実施しておりますが、国際的な原油価格の上昇と円安進行に加え、鋼材や木材、石油製品、運送コスト等が幅広くコストを押し上げ、営業利益、経常利益、四半期純利益は赤字となる見込みです。なお、2023年3月期通期の業績予想につきましては、引き続き需要動向に不透明感が強く、業績予想を現段階で合理的に算定することが困難であり、未定とさせていただきます。今後、このような影響が合理的に算定可能となった段階で、速やかに開示するように努めます。

 当社は、開示している配当政策のとおり、将来に向けた安定的な収益基盤づくりのための内部留保を考慮しつつ、安定的かつ高水準の利益配分を継続的に行うことを基本方針としております。2023年3月期の配当予想につきましては、業績予想を合理的に算定することが困難であることから未定としておりましたが、前述の第2四半期累計期間の個別業績予想及び配当の基本方針を踏まえ、第2四半期末の配当予想を上記のとおりとさせていただきます。なお、期末配当予想につきましては、現段階で通期業績予想を合理的に算定することが困難であることから引き続き未定とさせていただきます。※本資料に記載しております業績予想等の将来に関する記載内容については、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

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